もうなかないよ、クリズラ もうなかないよ、クリズラ
作: ゼバスティアン・ロート 訳: 平野 卿子  出版社: 冨山房 冨山房の特集ページがあります!
読み手の年齢を選ばない子どもから大人まで、それぞれの感性で理解してうけとめる事のできる「みんなの本」です。

だれも しらない」 大人が読んだ みんなの声

だれも しらない 作:灰谷 健次郎
絵:長谷川 集平
出版社:あかね書房 あかね書房の特集ページがあります!
本体価格:\1,400+税
発行日:1981年
ISBN:9784251097026
評価スコア 4.64
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  • 理解しあうこと

    人はみな、それぞれですね。違うんですよね。
    病気も怪我もなく、元気元気!な人もいれば、日々暮らしていくのに
    かなり力を要する病気の人もいます。体がうまく機能しない人だって
    います。また、見たところ、なんでもないように思えても実は心に
    病気を抱えていたり、体の見えないところに病気を抱えている人だって
    います。
    そういう、「みんな違うんだ」っていうことをお互い理解しあって、
    なんでもない風にかかわって生きていけたらいいなあって思います。
    理想論かもしれないけれど、そんなにうまくはいかないのかもしれない
    けれど、そう思います。
    まりこの人生がこれから明るく楽しい日々でありますように。
    きびしい人生をおくっている人に、でも、そのことを理由に「大変ですね」
    とか「がんばってね」なんて言いたくないんです。
    そんなこと言わなくてもわかるん!って思うんです。大変そうなところが
    あったら自然にフォローできるような人でいたいなあ。
    我が娘も左足に麻痺があって、装具をつけてはいるけれど、幼稚園入園
    当初、お友達は見慣れないものにびっくりしたようではあったけれど、
    今では「それが普通」といった感じで特にお互い気にすることもなく
    楽しくやっているようです。そう、最初はびっくりしちゃうけどね。
    見慣れないことにはびっくりするものだものね。でも、そこから仲良く
    なっていけたらいいんだよねって思うんです♪

    掲載日:2011/11/23

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  • 考えるきっかけになる絵本

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子17歳

    図書室にリクエストしたら「閉架書庫」のシール。資料として、保存されているのかな?残念ですね。
    是非読んでほしい絵本で、ここから、小さい子でも灰谷さん作品を読む機会に繋がるようにも思われます。

    「障がい」をどうしても重いテーマのように感じるのは、健常者側のものさし感覚なのでは?
    小さい頃から周囲に普通にこどもからお年寄りが居て生活しているように、障がいがあってもなくても、普通に生活出来ていればいいことなのに、どうも違う世の中。

    「俺は、やさしい言葉がほしいんじゃない。普通に冗談だって受け入れられる。普通でいいのに、対等でいいのに、変に気を遣われるのが俺を普通でない者のように感じさせる」と、東京の授産施設に勤務している友達が何かの行事だったか遊びに連れてきた重度身体障がいのある方がおっしゃっていた言葉です。

    福祉について考えるって、生きていくうえで基本になるもの。もっと身近なテーマとして普段から考えてほしいと切に思います。それらについて考えるいいきっかけの絵本になると思います。

    まりちゃんの自分をもっている強さも、毎日を楽しむ術も魅力的です。寄り添うおかあさんも周りの人のなにげない普段のかかわりも。
    表紙のまりこちゃんのシンプルな絵に蜂とまつばぼたんが描かれているのが長谷川さんのセンス!!素敵です。

    掲載日:2009/05/09

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  • まず知るところから

    まりこは障がいを持つ6年生の女の子。
    毎朝お母さんと一緒に、バス停まで200mの道を40分かけてゆっくり歩いて行き、養護学校へ通う。

    学校の校庭1周分を、だいたい授業1時限分弱を使って歩くといえば、きっと読んでいる子どもたちは驚くのではないでしょうか。

    知らない人にとっては少し大きな赤ん坊のようにしか見えないので、中には悲しい言葉をはいていく人もいます。
    でも、まいにちの往復400mの道のりの中で、いろいろな人とふれあい、猫や蜂やパンや花の気持ちを感じ取ります。

    まりこのような障がいをもつ方々に対して、我々には言葉や行動がなかなか理解できずに偏見を持ったり、どのように接してよいかわからずに敬遠したりしがちです。

    でもまりこには、言葉を持たない生き物や花の気持ちがちゃんとわかります。

    あとがきに、『世の中には、心やからだに傷害をもっているお友だちがおおぜいいます。…(原文のまま)』
    と書かれていますが、その、おおぜいいるはずのお友だちに出会う機会はなかなかありません。

    どんな障がい持っていても、誰もが同じ場所で同じ空間を共有できるような、隣りにいるのが当たり前のような、本当の意味でのバリアフリーが実現して欲しいと思います。

    それにはまず知るところから始まる、その意味でもぜひ一度は読んでほしい本です。

    掲載日:2008/07/08

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