ぺんぎんたいそう ぺんぎんたいそう
作: 齋藤 槙  出版社: 福音館書店 福音館書店の特集ページがあります!
赤ちゃんでも楽しめる「ぺんぎんたいそう」

ありがとう、フォルカーせんせい」 10歳のお子さんに読んだ みんなの声

ありがとう、フォルカーせんせい 作・絵:パトリシア・ポラッコ
訳:香咲弥須子
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
本体価格:\1,400+税
発行日:2001年
ISBN:9784265068067
評価スコア 4.86
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みんなの声 総数 48
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10歳のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • 絵本の枠を超えた秀作

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    LD(learning disabilities:学習障害)を取り上げた実に骨太の作品です。
    LDとは、知的発達に目立った遅れはないのに、学習面で特異なつまずきや習得の困難さを示す子どもに対して使われる新しい教育用語のこと。

    この絵本は、作者であるパトリシア・ポラッコの自伝的物語とのことで、なるほど主人公の名前も、トシリャになっていました。

    小学校に入り、LDの症状に悩まされ、仲間はずれにされるものの、5年生の時にフォルカー先生との出会いが、その先を180度変えたという物語です。
    トリシャは、どうしても字が読めなかったのです。
    何と言ったって、実話なのですから、心への響き方が違います。
    一頁一頁が、心の魂を激しく揺さぶります。
    特に最終頁は、涙なくして読めません。

    フォルカー先生と30年ぶりに再開を果たした時の会話で物語は終わります。
    「トリシャです。
    先生のお陰で、人生が変わったのです」
    先生は、私を抱きしめました。
    「どんな仕事を しているの?」
    「信じられますか?こどもの本を 書いているんですよ。
    先生、本当に 本当に ありがとうございました。」

    パトリシア・ポラッコの描く絵は、とても臨場感に溢れていて、楽しさ・悲しさが切に伝わってくると思います。
    さらに、読書の素晴らしさ、家族特に祖父母との触れ合い、先生と生徒のあり方など、多くのことを教えてくれる絵本です。
    小学校中学年くらいになったら、是非読ませたい絵本ですが、大人にも読んで欲しいと思います。
    また、世の先生方にもオススメしたい絵本です。

    彼女の他の作品も読んでみたくて仕方ありません。

    掲載日:2008/06/16

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    4
  • 心にじ〜んと響きました。

    • トムの庭さん
    • 30代
    • ママ
    • 青森県
    • 男の子13歳、男の子10歳、女の子7歳、男の子0歳

    主人公のトリシャはLD(発達障害の一種で学習障害)です。
    でも、お話しの中ではLDという話は出てきませんが、
    これが作者自身の自伝的なお話しだと言うことがわかりました。

    トリシャは、学校に行っても字が読めないし書けません。
    「私って、みんなとちがうのかな?」「あたまがわるいのかな?」

    でも、トリシャは絵がとっても上手です。

    ある日おばあちゃんに尋ねます。
    「おばあちゃん、わたしって、みんなとちがう?」
    「もちろんだよ。みんなとちがうってことは、いちばんすてきなことじゃないか。」

    「わたしって、あたま いい?」
    「おまえは せかいじゅうで いちばん かしこくて、おりこうで、
    かわいらしい子に きまってるじゃないか。」

    そういって抱きしめてくれるおばあちゃん。

    おじいちゃんは、5歳になった日の儀式に、本にはちみつをたらします。
    「はちみつは あま〜い。本もあま〜い。よめばよむほどあまくなる!」

    そんな素敵なおじいちゃんやおばあちゃんは、そらのむこう側の世界に行ってしまいました。

    ママの仕事で引っ越ししたけど、引っ越しした先でも、やっぱり
    字が読めません。書けません。3年生なのに。

    みんなにからかわれて、おじいちゃん、おばあちゃんのいたおうちに
    もどりたい!トリシャの目に涙があふれます。
    学校が大嫌いだったから、ずる休みもします。

    そんなトリシャが5年生になったとき、新しくフォルカー先生という先生がやってきました。フォルカー先生は、トリシャの絵が素晴らしいと誉めてくれました。
    でも、毎日のようにいじめるエリックから逃れるために階段下に隠れるようになったトリシャ。とうとうエリックに見つかって、引きずり出され、「うすのろもぐら!ばかもぐら!」体を小さく丸めて固まるトリシャ。胸がはりさけそうです。

    幸い、フォルカー先生が見つけて助けてくれましたが、そのあと、「どうしてエリックは君をいじめるのかな?」話を聞いて、「きみは、自分をだめな子だとおもっているね。かわいそうに。ひとりぼっちでなやんでいたなんて。」「らくだいしないでここまでこれたなんて、きみは賢くて、それにとっても勇敢だってことじゃないか。きみはかならず読めるようになる。やくそくするよ。」そんな心強いことを言ってくれたフォルカー先生は、トリシャに字を書く特訓をしてくれました。

    そうして、トリシャは30年たってフォルカー先生に再会した日、フォルカー先生に言います。
    「信じられますか?子供の本を書いているんですよ。先生、本当に、本当に、ありがとうございました。」

    フォルカー先生は、トリシャの得意なところをちゃんと見抜いていました。トリシャにあったやりかたでゆっくり教えてくれました。認めてくれる人がいてくれる。それはとっても大切なことです。子供達が自信を持って輝けます。人と違う、わずかな違いでからかったり、いじめたりしがちです。でも、トリシャのばあちゃんが言うように、みんなちがっていいんです。違うって事は、素敵なことなんです。

    たくさんの子供達にこの本に出会って欲しいと思いました。

    今度、高学年の読み聞かせで読もうと思います。

    掲載日:2011/01/30

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    3
  • 教室が静まり返っていました

    4年生の読み聞かせ用の本を探していて図書館で偶然手に取り、私自身が感動したので、試しに自分の子供に読んで聞かせました。クラスの読み聞かせにはちょっと重たいテーマかな、と思いましたが、子供が「この本がいい」と言うのでこれに決めました。最近の読み聞かせでは、教室がざわついて本に集中できない子供達も居たクラスですが、この本を読み始めると、しーんと水を打ったように静まり返っていました。先生も一緒に聞いて下さったのが嬉しかったです。困難に立ち向かう心、他者との違いを認め合う心、想像力を育むことの大切さを教えてくれる本です。また、絵本に出てくる大人達が素晴らしいです。

    掲載日:2011/02/23

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    1
  • じっくり向き合って

     本にはちみつをたらして、「本を読むと甘くなる」という儀式がすてきです。5歳くらいが、ちょうどいいですね。

     トリシャは文字が読めませんが、「本が好き」という気持ちがあります。トリシャにじっくり向き合って教えてくれる先生が、本当にすばらしいです。

     トリシャを執拗にいじめるエリックも、なにか問題をかかえているような気がしました。
     最後の解説文に「エリックは、私たちの心の一部」とあって、ドキッとしました。

     障害をもった子供も、普通に学校で過ごせるように、もっともっと環境を整えなければと思いました。

    掲載日:2011/08/31

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