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ありがとう、フォルカーせんせい」 大人が読んだ みんなの声

ありがとう、フォルカーせんせい 作・絵:パトリシア・ポラッコ
訳:香咲弥須子
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2001年
ISBN:9784265068067
評価スコア 4.84
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みんなの声 総数 54
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大人が読んだ みんなの声から

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16件見つかりました

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  • 心にひびく一冊です。

    私が最近少し勉強している LD(学習障害)をテーマにした本という事で、早速、読んでみました。

    主人公は、絵がとても上手なトリシャという名の女の子。
    本も大好き!!なのに…トリシャには、字や数字がくねくねした形にしか見えず、ちゃんと読むことも書くこともできません。
    そう、トリシャはLD(学習障害)のある子供だったのです。
    LDが故に「わたしは、頭が悪いの…?」と悩み、からかわれ、学校が嫌いに…
    そんな、トリシャの悩みに気づき、手を差しのべてくれたのがフォルカー先生だったのです。

    読んでいて、苦しむトリシャの姿に、胸がギューンとしめつけられ 涙がこぼれてきました。それだけに、最後に字を読めた時のトリシャの喜びが ひしひしと伝わり、フォルカー先生に「気づいてくれて、本当に ありがとう!」と感謝せずにはいられませんでした。フォルカー先生の素晴らしさもさることながら、家族の楽しい儀式や、トリシャとおばあちゃんとの会話にも心あたたまります。
    テーマは重いですが、読後は決して重くなく、むしろ あったかな幸せを感じさせてくれる本です。
    大人の方には是非、読んでいただきたい本だと思います。LD(学習障害)を知るキッカケにもなるのではないでしょうか?                                         

    投稿日:2009/05/18

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    4
  • 出会い

    以前から興味を持っていたのでこの絵本を選びました。障害は外見だけでは判断できない事もあるのだと再確認できる絵本でした。主人公は幸せ者だと思いました。自分のことをしっかりと理解して受け止めてくれる人がいるのは素晴らしいことだと思いました。私も主人公の祖父母や先生の様に娘に接したいと思いました。

    投稿日:2010/10/04

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    2
  • 学校という社会の中で理解するべき障害は

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    一言でいうと、LD障害(学習障害)を持ちながら、理解のある先生との出会いにより、LDとの付き合い方を会得した作者の自伝です。
    作者は現在絵本作家やイラストレーターとして大成しています。
    私が子どもだった頃は“障害”に対して先生も同じ年頃の子どもたちにも全く理解がなく、いいいじめのカモにされていたような気がします。そして、学年にそんな子は必ず一人か二人いました。
    今ではさすがに、学習障害などの障害に対する認識が大分理解されるようになったと思いますが、
    それでも学校等カテゴリーの中で、彼らが生きていくのは窮屈そうに思えてなりません。
    “障害”に限らず子どもたちが自分らしく楽しい集団生活や勉強に対する好奇心を育てることができるようになったら、本当に理想的な『学校』なのかな〜と、思います。
    ナビのメンバーの方が数名、高学年に読み聞かせをして好評だったと書いていたので、私も近々高学年の子どもたちに読んでみたいな〜と考えています。

    また、後書きとして上野一彦・日本LD学会会長)からの説明が載せてあります。この後書きを読むと、物語の内容が更によく理解できます。

    余談ですが、あの「トム・クルーズ」も実はLD障害で、台本は家族や恋人に読んでもらった覚えていたとか……。
    世界の偉人たちは、それぞれその人を陰ながら助け導いてくれた人がいたんだろうな〜と、改めて感じました。

    投稿日:2011/08/07

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    1
  • 大人の責任

    この絵本を読んで、字が読めないことで、ここまで当の本人は追い詰められるのかと
    改めて知らされました。そして、字が読めることの喜びも教えてもらったような気がします。

    先日、モンテカルロ・テレビ祭で俳優:渡辺謙さんが出演の単発のTVドラマ「塀の中の
    中学校」が賞を取りましたが、その中の渡辺謙さんの役が、LDではないけれど諸事情から
    学校に行くことが出来ず、字が読めなくて周りからさんざん長年にわたって馬鹿にされた結果、
    その馬鹿にした人を殺してしまったという役でした。

    本当に、その当人の性格によって、自分自身を攻める人・相手に攻撃的になる人と分かれる
    のでしょうね。トリシャがフォルカー先生に救われて本当によかったです。
    少なくとも大人は、学習障害について早く気付いてあげないといけないと、しみじみと
    思いました。

    投稿日:2011/06/20

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    1
  • 学習障害

    卒業式特集のところに置いてあったので、そういう内容かと思っていました。まさかLDだとは。

    女の子のつらい気持ちや葛藤、それから周囲のありよう、たった一人でも理解してくれる心強さ。リアルだと思います。
    作者自身というだけあって変な感傷もなく、やたらに教えたい!という思い入れがありません。
    「赤毛のアン」を連想しながら読んだくらいです。
    万人にわかりやすく受け入れられやすく、いい絵本ですね。
    女の子が将来就いた職業も記され、発達障害の子どもだけでなく親にも希望や夢を与えてくれますね。

    広く読まれ続けていって欲しいな。

    投稿日:2011/04/08

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    1
  • フォルカー先生になりたい

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子11歳、男の子7歳

    フォルカー先生にたくさんのことを教えられました。
    子どもひとりひとり個性を大切にし、いいところを引き出してあげることがどんなに子どもの成長に必要なことかを、親として考えさせられました。
    子どもを育てる親や指導する先生、そのほか、子どもを取り囲む環境に、フォルカー先生のような人がたくさんいてほしい、いや、いなければいけないなあと思います。
    この本は、たくさんの人に読んでもらいたいですね。
    子どもの可能性を信じ、その力をのばすことのできる大人になりたいと思います。

    投稿日:2010/06/17

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    1
  • 【再投稿】学習障害を考える

    パトリシア・ポラッコの体験として書かれた絵本です。
    文字を認識できないというLD(学習障害)が、当事者にどれだけ重くのしかかることなのかを考えます。
    馬鹿にされたり、いじめの対象になるだろうということは、容易に想像できます。
    幸い主人公のトリシャ(ポラッコ)は、フォルカー先生という救世主との出会いにより、障害を克服することができました。
    今、初等教育や中等教育では、支援学級や支援学校ができています。普通学級であっても授業についていけない子に対して、サポート体制もあるように思います。
    だからといって、トリシャのように奇跡を起こす人ばかりではないことも知っています。
    何よりも、子どもたちの誰もが、阻害されることなく、可能性を大切にインクルーシブな社会にいる権利があることを認識することが必要なのでしょう。
    学習障害、知的障害を持った利用者さんたちと時間をともにしていると、このような絵本は、重要な参考書です。

    投稿日:2024/04/16

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    0
  • 学習障害

    トリシャのように、LD(学習障害)の子がいることを知らない子や大人もいると思うのでそんな子もいることを知って理解できるよい絵本だと思いました。フォルカー先生のように、トリシャの得意な絵を多いに褒め、苦手なところをトリシャにあったやり方でゆっくり教えてくれて不得意だった文字や文章にも自信が持てるようにしてくれて本当によかったと思いました。トリシャが虐めらレ手いる時にフォルカー先生が、「やめなさい!きみたちは人を馬鹿にするほど自分が偉いと思っているのかい?」に、凄く泣けてきました。フォルカー先生に”感謝”です。

    投稿日:2018/09/16

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  • 実話に感動

    今では教育現場では知られている学習障害ですが、作者が子どもの頃には知っている先生は少なかったようです。
    その立場の子どもの苦悩がひしひしと伝わってきます。
    周りの大人が、どう寄り添ってその苦悩を分かってあげることの大切さをあらためて感じました。

    素晴らしい大人との出会いで、子どもは救われるのですね。
    子どもの声に丁寧に耳を傾けるそんな大人になりたいです。

    本を読み始めるときの儀式がとても素敵でした。

    最初と最後のページの文章の文体ですべて書かれていたらよかったと思いました。

    投稿日:2014/12/08

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  • 学習障害について

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子2歳、女の子0歳

    学習障害というのがあるというのは知っていましたが、他人事感がありました。
    周りも自分も頭が悪いと思ってしまうのはリアルですね。
    実話っぽいなーと思って読んでいたら、作者の実話だったのには驚きました。
    学習障害をのりこえて、字の読み書きができるようになっただけでもすごいと思うのに作家になってしまうとは!
    フォルカー先生のような素晴らしい先生はなかなかいない気がするので、この出会いがあって本当にトリシャは幸せですね。もちろん一番頑張ったのは本人だとは思いますが。

    投稿日:2014/03/02

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