あるところに、つらい修行よりも、いたずらが大好きなやまぶしさんがいました。
やまぶしさんは、気持ち良さそうに寝ているきつねを驚かせて、
おなかをかかえて大笑い。
ところが、あたりが暗くなってきて・・・
なにか へん。
ちょっと へん。
どーん ちーん かーん
という音から始まって、お葬式の行列。
棺桶から出てきたやまんばに追いかけられ・・・
助かったと思ったら、そこはやまんばの家!
絶体絶命に、逃げて逃げて気が付けば・・・?!
ばっちりー ばっちりー
この恐ろしげな音とともに、
怒涛のごとく襲ってくる恐怖心は、半端ない。
画面いっぱいのやまんばに食われるかと思いきや、
ぱっと明るい画面にほうりこまれたやまぶしさん。
暗い場面の緊張感から、ほっと解放された気持ちになりました。
恐ろしいものの正体がわかった安堵感に、
ほっと胸をなでおろしました。
かなり、怖いお話です。
年長さんに読み聞かせしようかと思いましたが、
泣き出す子がいるかもしれないと思いやめました。
怖いもの好きなお子さんなら、喜んで聞いてくれるかもしれませんね。
それか、小学生以上のお子さんに。