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だいじょうぶだよ、ゾウさん」 12歳〜のお子さんに読んだ みんなの声

だいじょうぶだよ、ゾウさん 作:ローレンス・ブルギニョン
絵:ヴァレリー・ダール
訳:柳田邦男
出版社:文溪堂 文溪堂の特集ページがあります!
本体価格:\1,500+税
発行日:2005年11月
ISBN:9784894234383
評価スコア 4.82
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みんなの声 総数 61
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12歳〜のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • 切ない自然の法則

    ゾウは、死期を感じると群れを離れ、墓場へ向かうという話を聞いたことがある。
    そして、ゾウの墓場には先に死んだ多くの仲間達の骨があるという。
    動物界の法則なのだろうか。

    この絵本はそんな事をモチーフにしている。
    死期を迎えたら訪ねていくというゾウの森。
    その手前には深い谷を越えていくための吊り橋がかかっている。
    吊り橋から落ちたらどうなるんだろう。
    人間で言うと三途の川を渡りきれずに成仏できないということだろうか。

    この絵本のゾウさんは、吊り橋が壊れているので橋の前で立ち止まります。
    仲良しのネズミさんの言葉で引き返しますが、年をとるということはこういう事なのだろうか、今までのような生活が出来なくなります。
    一生懸命ゾウさんの世話をするネズミさん。
    やがてネズミさんは、ゾウさんにとってあの橋を渡ることが幸せなんだと感じるようになります。

    橋を頑丈に直して、ゾウが吊り橋を渡る手伝いをします。
    死に向かわせるのです。
    そして、ゾウを見送るとホッとして笑顔を見せるのです。
    幼い子どもにも、この展開は象徴的なようです。

    自然の摂理。人は死ぬんだと。
    誰もが吊り橋を渡らなければいけない。
    どうせなら、ちゃんと吊り橋を渡らせてあげよう。
    それがその人のためなんだと。

    柳田邦男さんの翻訳する絵本は奥が深い。
    大人にも考えさせる絵本でした。

    掲載日:2009/07/21

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  • 時間が必要です

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    幼いねずみと年老いたゾウが仲良く暮らしていましたが、「死」という別れが近づくことにねずみは受け入れることができません
    やがて時が流れ、成長したねずみはやっと気持ちの整理がついてゾウを送り出す決心をします
    一日でも長生きをして欲しいとは家族であったら当然の気持ちです
    でもどんな生き物でも必ず死にます、それが早いか遅いだけの事と言葉で言うことは簡単ですが、感情はそうはいきません
    毛布を作ったり、橋を直す作業は、そうした考える時間を表現しているのかな?
    「死」について無理に自分の心を閉じ込める必要はありません
    必ず時間が解決すると私は信じています

    掲載日:2008/04/10

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