子犬の「ひな」を描いた作品。
『いないいないばあ』で松谷みよ子さんの文章に絵を添えている
瀬川康男さんの単独作品というのが新鮮でした。
ひなは好奇心旺盛なのです。
カエルに出会ったら、観察し、かんでみたり、乗って(!)みたり・・・。
そしてまた、同じような女の子に出会います。
ひなはカエル同様に対応しますが、女の子はカエルのように逃げてはいきません。
それどころか、ひなに向かって、同じような事を始めたのです!
ヒナと女の子の何ともいえない交流が素敵です。
「わたしのひな」と言ってもらえるなんて、その幸せ感まで伝わってきます。
独特の色彩がややシュールですが、ひなと女の子の関係にぴったりです。
とてもインパクトがありました。
小さい子向けにいいと思います。