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エリカ 奇跡のいのち」 12歳〜のお子さんに読んだ みんなの声

エリカ 奇跡のいのち 作:ルース・バンダー・ジー
絵:ロベルト・インノチェンティ
訳:柳田邦男
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
本体価格:\1,500+税
発行日:2004年
ISBN:9784062124850
評価スコア 4.45
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みんなの声 総数 19
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12歳〜のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • 心を揺さぶる作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    百年の家のロベルト・インノチェンティが絵を描いた作品なので読んでみました。
    表紙のおよそ写真としか見えない絵は、彼にしか描けないと思えるもの。
    このモノクロの一見してナチスドイツ軍と分かる絵に、ピンク色が施してあるのは、それが、象徴するものであることが読後に分かりました。
    百年の家とは、また違った意味合いで、心を揺さぶられる作品でした。

    この作品は、実話です。
    著者が、1995年にドイツのローテンブルク市で、出会った女性、それがエリカです。

    そのエリカの語った生い立ちを絵本にしたものなのです。
    ユダヤ人強制収容所行きの列車に、ユダヤ人が乗り込むシーンから始まりますが、エリカは何処にいるのか分かりません。
    その列車は貨車で、兵士の側に乳母車があるので、もうエリカは貨車の中にいるということなのでしょう。

    エリカが確実に描かれてるのが分かるのは、その貨車の天井近くの窓から外に投げ出される瞬間です。
    お母さんが、エリカを走っている貨車から外に放り投げたのです。
    その時、エリカを包んでいた毛布の色がピンク色。

    そのまま、貨車に乗っていれば、死しかない。
    本当に僅かな生き残る可能性を信じて、この行為に託した想いを想像すると、胸をかきむしられそうな気持ちになります。
    母の子を想う気持ちを、極限まで昇華した凄みに圧倒されました。

    『お母さまは、じぶんは「死」にむかいながら、わたしを「生」にむかってなげたのです。』
    と言う一文が、この絵本の全てです。
    戦争の悲惨さ以上に、母の愛、生の意味といった根源の問題について読み手に訴えてくる絵本です。
    著者がエリカと出合ったこと、それこそが奇跡だと言えるのではないでしょうか?
    もっと、多くの人に読んで欲しい一冊です。

    掲載日:2010/10/17

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  • 他人事ではなく読み語っていきたいお話

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    やらなきゃいけないことを見ない振りして、中2の子どもは黙々と読んでいました。声をかけても返事もしませんでした。
    (感想は聞いてません)

    訳者の柳田さんの本を読んで、ぜひ一度読んでみたいと、探してきました。今は図書館で借りてきたものですが、そのうち自分のコレクションに入れたい作品です。

    イラストが写実的で、表紙の絵なんて、一瞬写真家と思ってしまいました。この絵本を手にする人はもう、どんなお話なのかよく知っているで、ストーリーについては書きませんが、絵本の中で、「エリカ」の大人の姿(赤ちゃんの時の想像の姿は描かれていますが)は、一度も正面から描かれていません。
    私は「エリカ」があえて描かれていないところが、なんというか、すごくきました。
    これは実際にあった話らしいのですが、「エリカ」みたいな子どもは、たぶん、あらゆる戦火の中で、たくさんいたはずです。今はあえてニュースなどでは聞きませんが、日本人だって、大戦中大戦後と、中国大陸の方々が、当時敵国だった日本人の子どもを幾人も救って育ててくれていたんですよね。

    こういう話はたくさんの子どもたちに語っていきたいです。
    少々難しいところもあるし、戦争という子を理解できる年頃というのを考えると、読み語りは高学年くらいからがいいかと思います。

    掲載日:2009/06/05

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    1
  • 伝えたい戦争の事実

    柳田邦夫さんが、翻訳したということだけでとても意味のある絵本でした。
    収容所に強制移動される列車の絵の隅に描かれたベビーカー。連行される人たちの、顔の下でカットされたモノクロームの絵にユダヤ人の印にだけかすかに色がついている。列車から放り投げられた赤ちゃんのエリカの毛布だけがピンク。現在を語る絵はカラー彩色。
    絵だけでも、カメラで切り取った現実のワンカットのように饒舌に、戦争の悲惨さと理不尽さをするどく読者に訴えています。
    そして文章。タイトルページ裏から、「出あい---著者のことば」として、始まる語りは柳田邦夫の多くの著作のように事実を見つめる眼を感じますし、とても重みがあります。
    文章だけでも、戦争の悲惨さと理不尽さを語り続け、読者にのしかかってきます。
    ただ、長文であるだけに読み聞かせは難しかった。
    息子は、苦労する私の語りより、絵をじっと見つめていたように思います。
    読み終わってから、自分で読んでみたいと本を受け取った息子。難しい顔をして読み終わってからしばらく間をおいて、「哀しい話だね」と一言。
    絵と文章が、何度もつっかえつっかえした私の本読みのまずさをカバーしてくれました。

    掲載日:2009/05/14

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    1
  • 今、考えて欲しいいのちのこと

    • アナンシさん
    • 40代
    • その他の方
    • 東京都
    • 女の子20歳、男の子16歳

    終戦記念日も近い今、ちょっと大人に近づいた子どもたちにどうぞ。
    幼い子には、ほんとうの物語だけに、辛すぎるかも。でも、いつか戦争のこと、いのちのことを考えて欲しいと思うとき、良い材料になると思います。
    作者は、ある少女エリカと出会う。自分の親も、誕生日も知らない。しかし、両親に、心から愛された証として今、生きている。彼女は、ユダヤ人。そして、捕虜収容所に送られる列車の窓から、おくるみにくるまれて、外に投げ出された赤ん坊なのだ。赤ん坊を投げ捨てると言う究極の選択。それしか、自分の子どもを守る術がなかった。その赤ん坊は生き延びた。これぞ‘奇跡の命’なのである。
    絵の確かさ、美しさ、抑え目の色彩。すべてがこの物語をしっかりと支えていると思います。

    掲載日:2008/08/21

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