明るい色彩で のどかで楽しい田園の風景がつづられている。 まさにハッチンスワールド。
「かえりみちを わすれないでね」という繰り返しと 機械仕掛けのようなかわいい動物たちだけでも 小さい方には楽しめるが やはり意味を理解出来るのは5歳ぐらいからだろう。
後から迫り来るお百姓さんのトラックにきがついてからは、もう大騒ぎ。ヤバイ、ヤバイよ〜、とハラハラドキドキ!無事おうちにたどりついて、おいしいごちそうにありついた幸せな光景に、子供達は心から安心する。
大事なことは、言葉ではなく、絵で伝えるハッチンスの力量が余すところ無く発揮されていて、さすが〜と感心させられる。
ハッチンスの絵本は、いつも子供たちをとりこにする。
絵を読みとることが要なので、大勢の前での読み聞かせには向かない。
近くでじっくり楽しむのに向いている。絵を読みとる力も養われる。