お姉さんが家に帰ってきて、いつもの家なのに何だか新しい風がふいているかのように異なって見える。お母さんと話しているお姉さんは、どこかのカフェで話しているみたいだし、お部屋だって、なんだか急に大きくなって、素敵な場所に見えてくる。女の子なら、あこがれて、自分の早くおねえさん、になりたいなーって思うはずです。そんな気持ちがこもっていました。けれどこの本の素敵なところは、いまは出来ないことが多い少女だけど、それでもいい、大好きな子どもなの、ってママが抱きしめることでしょうか。背伸びしたくなる気持ちもある、でも、いまの自分が一番素敵なのよって、愛されているなーと感じるはずです。心が温まりました。