「花畑」とタイトルに出ているだけあって、この絵本に描かれているお花は、すごく自然な感じがしてよかったです。
ただ、あなぐまの奥さんが強い風に飛ばされていってしまう。という前半のシーンは、別にあってもなくてもよかったんじゃないかな〜と、思いました。
普通に何かの用事で、人間界のすてきな花畑を目にしても、ちっとも不自然じゃないのに、
わざわざ風に飛ばされて人の多い町へ来て、自力で戻っていくというくだりはかえってどうでもいいような気がしました。
(よっぽど作者は“強い風”について書きたかったんでしょうねぇ)
野草ばかりですが、お花がたくさん出てくるので、お花自体やガーデニングの好きな人には特にお薦めです。