「宇宙たんけんたい」シリーズの1冊。
6歳の息子は、 「月」「宇宙ステーション」とともにお気に入りです。
20世紀後半、アメリカが火星に無人探査機を送りこんだことで、
火星についてたくさんのことがわかってきました。
火星は、現実的に考えて、人類が月の次に行くことができそうな場所。
そして人類がなんとか住めそうな場所なのだそうです。
近未来、有人の宇宙飛行船が火星に行くことができたら。
宇宙飛行士の任務について、順を追って説明しています。
火星へは、宇宙ステーションから出発します。
3年半かかります。
どうやって着陸するか。
着陸したら、まず、何をするべきか。
火星では、どんな調査ができるだろう。
いざというときはどうするか。
水や空気、食料はどうするか。
帰還するときはどうするか。
考えるだけでワクワクします。
ここまでわかっているならば、
本当に近い将来実現しそうな気がしてきます。
後書きにある、監修の的川先生の、
子どもたちに向けた言葉が優しい。
著書はアメリカの天文学博士、
前書きは、人類で初めて月面着陸に成功したアポロ11号のニール・アームストロング船長です。宇宙好きの息子にはたまりません。