「あっ!この女の子だあ!」と叫びながら、本棚に顔を突っ込み、「うさぎのくれたバレエシューズ」の本を引っ張り出してきた娘。そうだね、同じ南塚さんの絵。女の子もうさぎさんたちもそっくり。
「今度は、ビーチうさぎだっ!」・・・アハハッ。
「うさぎのくれたバレエシューズ」のほうは、バレエが上手に踊れなかった女の子のお話で、作者は安房直子さん。こちらは、あまんきみこさんの作品で、長縄跳びが上手くできない女の子のお話ですが、どちらもうさぎさんたちといっしょに、楽しみながら、苦手なことを克服する内容です。
2歳からバレエを習っている娘・・・でも、縄跳びはつい最近チャレンジし始めたばかり(長縄はまだ未経験)。女の子の気持ちによりいっそう共感できたかな?
女の子は、「いーれて。」と、言いたかったけれども、言えませんでした。そして、1人で海辺まで駆けて行くと・・・
「おおなみ こなみ ぐるっとまわって うさぎの目」
海辺で縄跳びをするうさぎたち。本当に楽しそう。でも、一匹だけ元気のないうさぎがいます。見ているうちに、思わず「がんばってえ」と声をかけてしまいました。(この瞬間、娘は、はっと息をのみながら、あわてて口に手を当てました。)
そして、うさぎたちといっしょに縄跳びをすることに。さっきの縄跳びが下手なうさぎといっしょに手をつなぎ、勇気を出して、「おおなみ こなみ」の中に入っていきました。そこからあとは・・・
女の子の気持ちが手に取るように伝わってきて、こちらまで応援したくなってしまいます。