『ねこざかなのシリーズが面白いよ』と知り合いから聞いて、図書館で借りてきたのが、この『まいごのねこざかな』です。
ネコと魚が合体して、ねこざかなというふしぎなモノになっていたのに、ある日、ネコと魚は離れ離れになってしまいます。
ネコは、愛する魚を探して、いろいろな生物と合体してみるのですが、なかなか魚に出会えません。
娘がよろこんだのは、『ボクの友だちどこですかー』という歌。
適当に節をつけて歌ってやると、大喜び。
そして、間違ってタコの中に入った時のネコのせりふ、『これ、タコじゃん!!』
この台詞を、少々キレ気味に言ってやると、もう、さらに大喜び。
家の中にあるものを、手当たりしだい、『これ、たんすじゃん!』『これ、靴下じゃん!』と、言ってまわっていました。
最後は無事に魚と出会うことができ、さらには飲み込まれた鯨からも脱出できる、という、絵本らしいほのぼのとした展開が、読み終わったあとも気持ちいい一冊です。