今手元にあるのは、「特別復刻版」として2016年に出版された
「こどものとも」の復刻版です。
詳しいことは本書の編集部からの後書きを読んでください。
この後書きを読んでも、鉄道には詳しくない自分には、どこがどう違っているのかわかりませんが、
違っていることがわかっていてもいい作品だから、こういう形で復刻します。という注意書きをあえて記載した福音館の編集部の方々の、絵本に対する想いに感動しました。
この作品が最初に発表されたのは1978年です。その当時の山手線の周りの鉄道の動きが生き生きと描かれています。
各ページの下の方には山手線の駅名が載っていて、1ページめくるごとに一緒に電車に乗っているような気持ちになります。
この絵本を手に、見えてくる景色の違いを探しながら山手線一周の旅に出てみるのもいいかもしれません。