キム・ファンさんの作品は初めて読みました。
作者紹介の所に自然科学的分野の絵本や読み物を多くてがていらっしゃると書いてあります。日韓両方で活躍されているそうです。
こういう伝記読み物的な絵本は、どうしても作者が伝えたいことがありすぎるのかテキスト(文)が長くなることが多いのですが、この絵本は「絵本」としての見せ方をよく考えて描かれていて、テキストは簡潔でわかりやすく読みやすかったです。
また、イ・スンウォンさんの鳥たちや木々の絵が色鮮やかでとても素敵でした。
鳥の巣箱にこんな歴史的経緯があったなんて、この本で初めて知りました。
遠目も効くので、読み聞かせにもお薦めです。
小学校高学年くらいのお子さんたちくらいからいかがでしょうか?