タイトルを見たときに自分が小さかった頃を思い出しました。とってもご機嫌な時でも「いま泣くよ、いま泣くよ」と大人に言われると、段々と悲しくなり号泣。その記憶のせいか、知っている人の前では絶対泣くまいと、泣くことを我慢するようになりました。この「なきむしこぞう」のあのこの泣きっぷりはお見事です。1度は家出したあのこの3人のお友達が心動かされる様子にほっとします。やねうらねずみに親近感をおぼえるのですが、そろそろ私も我慢せず泣いてもいいかもな、と。そして、酒井さんの描くぬいぐるみのときとぬいぐるみじゃないときがなんとも言えません。