ちょっと変わったおはなし。
「ぜつぼう」についていた「濁点」が、主を絶望させているのは、
自分の存在だと悩み、新たな主人を探しに旅にでます。
しかし、誰も引き取ってくれる言葉はいません。
そこで、現れたのが「おせわ」。
この世に存在する意味もない奴の世話をしてあげるのが仕事。
「゛」を連れて行った先は、「し」の沼でした。
どうなるのかと思っていたら。
あっと驚く展開に。
でも、納得のラストに綺麗な終わり方でした。
日本語の面白いところですね。
濁点がつくと、まったく意味が違ってくる。
もっと、いろいろ探せば面白い言葉遊びが出来そう。
絵が独特なので好き嫌いがあるかも。
内容は、言葉の意味を理解できる年齢じゃないと難しいかな。