藤城清治さんの影絵と、グリム童話。
なんて素敵なコラボレーションでしょう。
しかも、影絵は、最新技術で、深みがある美しさです。
まさしく、影絵とは思えないほど幻想的な絵です。
収められた5つのおはなしは、比較的マイナーですが、いくつかは何となく記憶が目覚めました。
でも改めて読むと滋味深いですね。
多少の寓話が含まれているので、実は難解なのですが、影絵がその世界観をそっとフォローしてくれます。
どちらかというと大人向けのような気もしますが、
絵だけでも十分その世界観が伝わりますので、小学生くらいから感じてほしいですね。