はっきり言ってものすごく良質な絵本だと思います。絵本から冬の寒さが伝わってきます。みんな目を覚ましてはなをくんくんさせる。何事かと読者は思いますが、それでもみんなくんくんしながらかけだす・・・子供たちはこの駆け出す姿に釘付けです。お花が咲いているのを見つけて動物たちは大喜び!ここで初めて黄色が使われることで、ちいさな春がきていることがより強調されています。白黒の絵本はとっつきにくいと思っている人もいるようですが、そんなことはありません。冬の寒さも白黒からよく伝わってきます。こんな春をお子さんと一緒にみつけてみたいものです。寒い季節に読みたい絵本。タイミングを逃すと時期外れになるので2月ぐらいに是非!絵本も大きくて迫力があります。