村上勉の絵だったので読んでみたくなり借りました。私は知らなかったのですが、第48回の課題図書だった本です。
佐久間さんの茶店のファックスを使ってスーパーに注文したのは、なんといたちの子。いたちの子と気がつきながら、佐久間さんは親切にしてあげます。今度学校に上がるといういたちの子にリュックサックを作ってあげるという行き届きよう。
虹の谷という人里は離れた場所では人情がまだ生きていて、その人情にほろりとさせられます。
ファンタジーの要素がありますが、底辺にあるのは人の心の優しさ。読んだ後、心が温かくなりました。