ディズニープリンセスは制覇した娘(4歳)。そろそろもっと原作に近いものを読んであげたいなぁと思っていました。図書館でこの絵本をみかけたので「これが本当のオーロラのおはなしだよ」と言ったら、「読んでみる!」と食いついたので、喜んで借りてきました。
瀬田さんの文章はとても優しくて読みやすい。繊細な美しい絵ともぴったり合っていて、しっとりと落ち着いたねむりひめです。ディズニープリンセスに慣れ親しんだ娘には地味すぎるかなぁと思ったのですが、しっかりと最後までこの世界を楽しんでくれました。
原作系の絵本は残酷な描写があったり、読み聞かせるには長すぎたりと、導入する時期に迷うものも多いのですが、このねむりひめはほどほどの長さでひたすら美しく、最初の一冊としていいのではないかと思います。