スイスの絵本作家の初めての翻訳本です。
お話は、丘の上に作られた二体の雪だるま。
一体がホウキを持っていて、もう一体がメガネをかけているのですが、どちらが一番立派な雪だるまかで喧嘩になってしまいます。
雪だるまが喧嘩した後は飾りがみんな取れてしまって、何の変哲のない全く同じ雪だるまになってしまうのです。
最後の結末はお楽しみなのですが、お互いを尊重することの大切さを教えてくれます。
何よりも、この絵がとても素朴なので、暖かい気持ちにさせられました。
特に、空のグラデュエーションがとても奇麗です。
雪が降る夜に、幼稚園児に読まれることを特におすすめします。