評判の良い絵本のようでしたので、2歳の息子に借りてきました。
表紙を見て地味だなあと思いましたが、中身も結構地味でした。でも悪い意味でではなく、静かな味わいがあるという意味でです。動物たちが乗せてくれという繰り返しが心地よいです。息子もすべて知っている動物なので、とても喜んでいます。よく外国の絵本の翻訳だと、登場する動物が馴染みがなくて、想像できないというものがありますが、こちらはそんなこともありません。
ガンピーさんは誰に頼まれても静かに「いいとも」と答えます。ただし、お行儀良く乗ってもらうために、一人一人に条件を出しながら。
最初はみんな楽しく過ごしていたのだけど、最後には、皆がガンピーさんが禁止したことばかりやらかします。そして船がひっくりかえってしまう。
なんだか、休日の子連れのお出掛けみたいですね。「兄弟喧嘩しないなら連れて行ってあげる」とか、「食事の途中でふざけたりしないなら外食しよう」という、これだけやるなということに限って子供は破りますよね(子供が一番しでかしそうなことだから前もって言うんですけどね)。そんなところがおかしいです。
でも最後はみんなでお茶をして解散。安心して読み終えることができる絵本です。