原題は『SOMETHING SPECIAL FOR ME』。
『ほんとにほんとにほしいもの』の訳出が軽快ですね。
前作で、大切に貯金したお金からお母さんのいすを買った
わたし・かあさん・おばあちゃん一家は、まだ貯金をしています。
さて、次はお誕生日のわたしの番、と決まったものの、
わたしはその貯金の重さを熟知しているだけに迷いに迷うのです。
子どもらしく欲しい物が次々出てくるところが愛らしいですが、
本当にほしいものかどうか熟考するところはえらいですね。
さて、わたしが選んだ物とは・・・?
貧しいけど家族愛に満ちた一家です。
かあさんも余裕がないだろうに、ユーモアに溢れた明るさを絶やしていませんね。
同じ母親として、感服してしまいます。