たいようが弾くオルガンの音を聴きながら、ゾウバスは走っていきます。
オルガン。そういえば最近聴いていないなぁ。
と、ちょっと懐かしい気持ちになりながら、ゾウバスとの旅を楽しみました。
ゾウバスの走るこの世界は、みんな太陽の光をあびて幸せそう。
絵の横に小さく書かれているひとつひとつの言葉は、子供の素直な言葉のようでほのぼのとした気持ちになります。
太陽が沈んだらどうなるのかな?と思ったら、そうかバトンタッチですね。
いつまでも走り続けるゾウバスに未来への希望のようなものを感じました。
細かいところまでいろいろな発見があるこの絵本。
安野 光雅さんの「旅の絵本」に共通している部分があるなと感じました。
そう、見逃してはもったいないという探究心がめばえる絵本。
じっくりと楽しみたいです。