ハナちゃんとバンビさんが、迷い込んだ不思議なカーニバル。
石津さんらしく、楽しいことばあそびが次々飛び出します。
荒井さんの自由な絵と絡み合うと、まるでおもちゃ箱のようです。
最初に、ハナちゃんとバンビさんは、深ーい深ーい穴に落ちて、このカーニバル近くの砂漠にたどりつくのですが、本文の「地球の反対側まで来てしまったのかもしれません・・・」のひと言に、娘の目の色が変わりました。
“地球の反対側に行ける穴”なんて、こどもだったら、身を乗り出さずにはいられない!!
あぁ、こどもゴコロ、わかってるな〜って思いました。
ことばあそび絵本なんだけど、そのことを忘れそうなくらい、しっかりしたストーリーです。