キップコップは、シリーズになっていて既に第五弾なのですが、初めて読みました。
作者は、ベルギー生まれで、何処となく今まで読んだことのないテイストを醸し出しています。
物語の主人公のキップコップは、とちの実。
とちの実が、ベルギーでは動物や人形を作って遊ぶという習慣があることから生まれたお話のようです。
今回のお話では、子供が5人も出来ます。
そして、嵐がきて大変なことになるのですが、親は子供に対して心配し、子供は子供ながらに力を合せていく姿がとても微笑ましいものだと思います。
家族のあり方を示しているようで、とてもほっとさせられる読後感でした。
私が小さい頃に読んだコロボックルのようで、とても懐かしく読みましたが、子供もこの世界が気に入ったようでした。