春を知らない雪だるまのために、「はるをみつけたらもってきてあげるよ」と森の動物たちは約束しました。楽しみに待つ雪だるま。でも、動物たちは遊ぶのに一生懸命になってしまって、うっかり約束を忘れてしまいます。動物たちは、約束を思い出して、花を持って雪だるまのところへ急ぎますが、もうすっかりとけてしまっていました。
楽しみに待っていた雪だるまの気持ち、約束を忘れてしまったときの動物たちの気持ちを考えて、すっかり切なくなってしまいました。ほんわかとしたやさしいタッチの絵も、お話に花を添えていて、とてもよい一冊だと思います。子供にも、「約束は守ろうね。」とお話しました。