「クリスマスの三つのおくりもの」の最後は、真ん中の男の子、もっくんのお話です。サンタさんにもらった消防車のおもちゃに大喜びのもっくん。おもちゃに夢中で、ちっとも支度がはかどりません。そのうち、ズボンが勝手に外に飛び出して・・・。
元気いっぱいの男の子の腕白振りと無邪気さが、ストレートに表れている楽しい作品ですが、他の2つのお話と比べて、少しストーリー的に物足りないかな?と感じました。でも、男の子をもつお母さんなら、きっと「男の子って、本当にかわいいな」と共感できるのではと思います。
娘も、道行く人たちや、おじいちゃん、おばあちゃんたちのリアクションをおもしろがりながら、楽しんで聞いていました。また、最初のページでは、プレゼント用につるしたくつしたを、翌朝もっくんがはいているのを見て、「え〜! これ、“はく靴下”だよ。この中にプレゼント入れちゃったの?」と、不思議がっていたのが、可笑しかったです。最後のページの歌も大好き。いつもいっしょに歌っています。