冬を越えたイチゴに花が咲き、真っ赤な実が食べられるようになるまでを、イチゴとの会話形式で描いた作品。
まるで写真と見まがうような精緻な絵柄で、イチゴの成長が正しく、そして可愛く描かれる。
期待して待つ子どもに応えるイチゴの綺麗な言葉使いも魅力的。
最後のページでボールに盛られた真っ赤なイチゴは本当に美味しそうで食べたくなる。
会話の読み方が難しいが、絵は遠くからでも映える・イチゴ好きな子も多いのでおはなし会にも。
春の絵本としてもおすすめ。
2歳頃から向け。
2歳の子に読んだところ、イチゴの実をとっては食べるまねをして「おいしーねー」、青い実のときは「すっぱい!」と言って楽しんでいた。