ジョン・レノンは、第1子のジュリアン・レノンとの父子関係は希薄でしたが、オノ・ヨーコさんとの間にショーン君を授かってからは、音楽活動を5年間休止して子育てに専念するほどのイクメンでした。
この本は、ジョンが幼いショーン君に話しかけながら描いた絵をまとめた1冊です。
原画は、ラフな落書きのような線画だったのではないかと思います。
それを彩色して、デザインしてあります。
私は原画のまま見たかったので、残念です。
カンガルーの絵に、富士山と鳥居が添えられていますが、親子で度々日本に滞在したジョンが、実際にこんな描き方をしたのか疑問です。
デザイナーが構図のバランスのために、配置したのかもしれません。
表紙の、目がクリッとした子どもは幼いショーン君そのままで、ジョンの息子への愛情が感じられます。