マフィンは、とても耳のいいこいぬでした。
街中の音は聞いたことがありました。
でも、海というものは、一度も見たことがなかったのです。
ある日、セルフボートに乗って、海に出かけることになりました。
初めての海…
そこで味わうもの、みるもの、感じるもの、においをかぐもの、そして、きこえるもの。
この夏、初めて海に出かける幼い子どもたちにとっても、こんな風に五感を精一杯使って、いっぱい感じるんだろうなと思うことでした。
そして、マフィンが、海を感じた結末は…
素朴な絵の中にも、感情の盛り上がりを感じ、なんだかワクワクしてきました。