小さな刺繍絵本ですが、独特の優しいタッチの画面となって、
すてきなお話と相まってすてきな世界です。
お母さんのお使いでやっとの事でクリスマス・ケーキを手に入れたあっちゃん。
お世話になったケーキ屋さんに「わたしもなにかプレゼントしたいな」。
もちろん、サンタさんにも。
このあっちゃんの気持ちがうれしいです。
そして、器用に指人形を作ることができるあっちゃんにびっくり。
嬉しさをおすそ分けしよう、というこの自然な気持ち、
大切にしたいですよね。
このお話をベースに、
ケーキ屋さんの視点で『100こめのクリスマス・ケーキ』、
サンタさんの視点で『サンタさんのいちにち』が展開していきます。
実に絶妙な裏話が明らかになって、楽しいですよ。