新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

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かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば

かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)

これ、言える? 言えたらヒーロー! みんなで遊べる! 一瞬で噛んじゃうヘンテコ早口ことば!

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狂言えほん しどうほうがく」 渡”邉恵’里’さんの声

狂言えほん しどうほうがく 作:もとした いづみ
絵:青山 友美
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2007年08月
ISBN:9784061323636
評価スコア 4.64
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みんなの声 総数 21
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  • 【内容】
    見栄っ張りで威張りんぼうの殿様が、お茶の会に行く。家来の太郎冠者は、お茶と刀と馬を借りに行くように命じられる。馬は後ろの方で人が咳をすると暴れるという癖をもっていて、もし暴れたら「しどうほうがく、しずまりたまえ」と呪文を唱えれば大丈夫だという。太郎冠者は殿様を馬に乗せ、早速お茶の会に出かけるが…和ワガママな殿様をやり込める、痛快なお話。

    文:もとしたいずみ
    絵:青山友美
    狂言のミニ解説:野村萬斎
    ※「止動方角」(しどうほうがく)を、子どもに違和感なく楽しめるようつくった作品。

    【感想】
    バカでワガママで、見栄っ張りで、威張る上司というのは、いつの時代のどこの国にもいたようで。人間社会の基本的な構図は変わらないという真理を、狂言絵本シリーズは教えてくれる。
    今回の太郎冠者は結構賢い、普通の人。(太郎冠者の性格は、作品によっていろいろあるらしい) 主人のワガママに付き合ってられないという、至極もっともな感覚と、日ごろのストレスを解消してやろうという遊び心に大いに共感。私も似たような場面に出くわしたら、早速やってみたい!きっと、大人は誰でも思うだろうと。
    いや、子どもの世界もけっこうシビアだから、きっと溜飲を下げる幼児もあると思う。この話を読んで、自分の保育所時代に、「殿様(女王様)」と「家来」という関係で、「お友達」と言っていたあの人やこの人が思い浮かんだ。
    いつの時代も、どこの場所でもこういう構図は普遍的に存在するのだ。年齢は関係ない。
    ただ、最後にこの絵本の殿様は自分の愚かさに気が付き、威張るのをやめた。現実世界では、はたしてどうだろうか?自分も「殿様」になっていないか?

    投稿日:2018/06/27

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