おとなになったら、世界一大きな家がほしいなと言ったちびかたつむりに、おとうさんは言った。
「家は軽くしとくんだよ。」
そして、世界一大きな家を手に入れたかたつむりの話になった。この家の素晴らしいこと、大きさだけではなく、色や形がなんて魅力的なこと。でもその先にあったのは…
なんという結末と思ったが、まだまだ先があった。
植物の描き方のなんて細やかで精巧なこと。思わず、手で触れてみたくなった。かたつむりのからもそれぞれ違っていて、個性を強調しているように見えた。
どうなることがりこうなのか、感心したり、妙に納得したりして、絵の表現でも、お話の展開でも、両面から楽しむことができた。