「ちきゅうのなかまたち」シリーズ第2巻。
今回はオオカミを中心に、ヨーロッパの生き物達の登場です。
擬人化されているものの、ポイントはちゃんと伝わるようになっています。
野生のイメージの強いオオカミですが、
人間の森林開発で森を追われているんですね。
食べ物が、他の動物、というのは知っていましたが、
意外にも木の実や人間の食べ残し(!)も食料のようです。
あとがきで秋篠宮紀子さまも書いておられますが、
お話ではよく語られることの多いオオカミ。
でも、生物学的にきちんとおさえておくことも大切ですね。
エリックの体験に心を寄せつつ、オオカミやヨーロッパの動物達の生きる姿を
体感してほしいですね。