嫁さんが「この本はすごいっ」と言う一冊。
ネーミングの妙?脱力感がいい?
何がそこまで言わせるのか不思議に思い、7歳の息子と一緒に、改めて読んでみることにしました。
頭がゴムのポンたろう。何かに当たると跳ね返り、飛んで、また跳ね返る。自力ではなく飛ばされるがままといった様子。格好はずっと直立不動で、顔に時折表情が表れるくらい。決して優雅には見えないポンたろうに、感情移入はしづらいかと思いきや、バラやハリネズミに落下しそうになったところで、身が縮こみ、ハラハラしている自分にびっくり。頭がバットの大男にかっ飛ばされて「ホームランだ」と喜ぶポンたろうには、息子も僕も大笑いしたりと、結構入り込んじゃったと実感しました。
息子は「ポンたろうは頭が重いんだよ!」と、必ず頭から落下する様子を見て、2年生らしい指摘をしていました。
嫁さんは多くを語りませんが、“疲れた大人が読むと癒される”らしいです。そういえばレビューを見るとママ受けが良いようですね。
今度は疲れた時にまた開いてみようかな。