似たような民話や昔話がたくさんあります。
主人公が傘屋だったり、「かもとりごんべえ」とも結末が似ていました。
物語の展開は安定していて、とても見やすいです。
ただ、意外と長くて16場面でした。
二俣英五郎さんの描く桶屋や和尚さんなどの登場人物たちは見ているだけで楽しかったです。
桶屋が雲の上の雷さんと一緒に雨を降らす前半より、雲から落ちてからの後半のほうがドキドキハラハラしました。
最後に桶屋の引っかかっていた大木が燃えてしまうというオチは、ちょっと怖かったです。
じっくり昔話が聞きたい小学校高学年くらいのお子さんたちにお薦めしたいです。