クリスマスを前に、1年生の読み聞かせの時間に読む本を娘に選んでもらうと、「おおかみさんの本がいい!」と、即答が返ってきました。クラスでもみんなが喜んで聞いてくれました。
みやにしさんの描く“悪者”キャラクターは、ティラノサウルスのシリーズでもそうですが、本当に純真で、情にもろく、お茶目ですよね!
このおおかみさんも、散々悪いことをしても、やっぱり真の悪役にはなりきれない。やさしさのオーラがふわーんと子豚たちの心にも届いてしまいます。
まぬけさが最高にかっこいいおおかみさん。クールなことがかっこいいと思われる風潮がある中で、やさしさに触れて涙したり、人の喜ぶことを素直に実行できるおおかみさんのような存在が、とても光って見えます。