小野かおるさんの絵が、素朴な中国の農村の家族の雰囲気を感じさせてくれました。
日本の「天の羽衣」と同じようなパターンの民話ですが、
天の羽衣に比べると、天女がちゃんと人間の若者を好きなり、
家族として一緒にいたかったのに天女の父親(天神とてもいうのでしょうか?)が、むこが人間だということが許せなくて、いろいろ無理難題をやらせる。というのは、ヨーロッパに伝わる昔話の“お姫さまをもらう地位のない若者にかけられる試練と似ている”な〜と、思いました。
しいていうと、もう少し天神たちの暮らしぶりや服装に、地上の人間界とは違うゴージャス感があると、もっと『生き物としての差』が見えるんじゃないかな?とも、思いました。
小学校の高学年くらいから中学生くらいのお子さんたちにどうでしょうか?