竹の子の伸びるスピードに圧倒されるお話です。
それにしてもあっという間に海まで届くほど成長した竹の子。
村人達の騒ぎも楽しめます。
そして、昔の日本をちゃんとおしえているようなこのテンポのよいお話。
自分が幼い頃も山の村では海の幸は希少なものでした。今では当たり前のようにして産地直送、新鮮な魚介類が山奥まで届けられています。
海のこともよく知らなかった時代からするととんでもない世界ですが、そう考えるとこのお話のたけのこ、山から海までの道をつくってくれた開発という名前がついているのかも知れません。