ベンツェくんたちと食べるアップルパイ用のりんごがなく
困っているアンニパンニの為に、
可愛い赤いマイカーに乗って、りんごの木までドライブするブルンミ。
ブルンミ、こんな素敵な車を持ってたのね!
たどり着いたりんごの木で3つのりんごをとりますが、
帰りに立て続けに車のトラブル。
助けてくれたお友達たちに、お礼にりんごを一つずつ配ってしまいます。
3歳の娘は、ブルンミのかごの中のりんごが一個また一個と減るごとに、
「あー! りんごなくなっちゃうよぅ」 と泣きそうな顔。
困ったアンニパンニを助けるためにドライブ、
そして、困ったブルンミを助けてくれたお友達のためにあげたりんご。
赤い風船のときもそうでしたが、
ブルンミは本当に心優しいクマの子です。
赤い風船も、そして今回のりんごも、
恥ずかしながら、娘と二人、
「私たちだったら、人にはあげられてないよね・・・」と話しました。
そして、帰り着いた後、困った顔のアンニパンニや、
美味しいものを食べられなくなったベンツェ君を想い、
涙するブルンミ。
そんなブルンミに、神様からとっても素敵なエンディング。
ブルンミはいつもとっても優しいから、
神様が、見ててくれたんだよね、よかったね!
そう娘と二人で話しました。
私も娘も、なかなかブルンミのようにはいかないけれど、
それでもブルンミのキラキラした宝石のような優しい心を、
忘れずに生きて生きたいものだと、心から思いました。
うさぎさん、りすさん、はりねずみさんが、
おいしそうにりんごを食べている姿も表紙の裏に見ることができます。
みんながハッピーになれてとても嬉しい一冊です。