最近、私が気になっている小沢正の児童書です。不思議な題名と絵が佐々木マキとあってぜひとも読みたくなりました。
キツネはかせは有名な研究家です。クルミを見ているうちに、逆さまから読むと「ミルク」になることから、クルミからミルクに変換する機械を作ってしまいます。
変な発明は続き、「タワシ」から「田」と「鷲」に分裂される機械も発明してしまいます。
その後も、発明がどんどんエスカレートしていくのがおもしろかったです。
言葉遊びの要素も入っていて、よくこんなおかしな話を考えつくものだと感心しました。
「キツネはかせのカレーライス」という続編もあり、こちらもおもしろかったです。
不思議なお話に、佐々木マキの絵がともてマッチしていると思いました。
総ページ90と少し長めなのですが、長さが気になりませんでした。先が気になってどんどん読んでしまいました。おもしろいお話が好きな方にぜひお勧めします。