マーガレット・ワイズ・ブラウンとバーバラ・クーニーという素夢のような組合せで、クリスマスを盛り上げる作品です。
仲間から外れて育った小さなもみの木と、脚に障害を持って外に出られない少年には、疎外感という共通点がありました。
少年のクリスマスを祝うために、父親は小さなもみの木を連れて帰ります。
その扱いには、自分の息子に対する思いと同じ気持ちを感じました。
父親はもみの木を切るのではなく、根から掘り起こしたのです。
そして、クリスマスが終わったら元の場所に返しました。
もみの木と少年の脚のことを、同じように思ってのことでしょう。
共に生きているのです。
共に育っていくのです。
父親のそんな思いやりが奇跡を起こしました。
少年は歩けるようになったのです。
もみの木に会いに行くために努力したのだと考えたら、話を美化しすぎでしょうか。
小さなもみの木は、自分のいる野辺で、少年や友だちとクリスマスを祝うことができました。
障がいを克服した少年に感動しました。
少年が友だちと一緒にクリスマスを祝えるという共生に感心しました。
3曲のクリスマスソングが、この話をさらに崇高なものにしていると思いました。