動物たちが雪に覆われた夢のところのしかけは、動物を覚えてしまった上の子によってめくる前に「馬やで、馬。」と暴かれていきます。(ビニールの雪のページがちょっとめくりにくいので、もたついている間に真ん中の子も「うま、うま。」と言いながら待っています。)最後のページにはいると、「こんどはぼくがおすんやー!!」と「スイッチ権」の取り合いをしています。「スイッチ権」をとれなかった子のために、続けてもう一度読まなければなりません。2回読み終わった(つまり、上と真ん中の子が1回ずつスイッチを押した)後は、下の子がお兄ちゃんに教えてもらってスイッチを何度か押します。これが『ゆめのゆき』を読むときの、我が家のパターンになりました。エリック・カールさんらしい、すてきな絵です。お話の展開は、ちょっと唐突なところがあるような気がしますが、子ども達はこの本をとても楽しんでいます。