新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

宮沢賢治の絵本 やまなし」 どんぐりぼうやさんの声

宮沢賢治の絵本 やまなし 作:宮沢 賢治
絵:川上 和生
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2006年10月
ISBN:9784895881142
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,484
みんなの声 総数 27
  • この絵本のレビューを書く
  • 谷川の底に広がる世界

    宮沢賢治の作品を読みあさっています。
    初めて読む作品でしたが、まるで時間の経過を忘れてしまいそうに
    なるぐらい、ゆったりとした気持ちで読むことが出来ました。

    小さな谷川の底に広がる、ゆったりとした世界。
    柔らかな青を基調とした絵が、さらにその世界観を広げてくれています。

    カニの兄弟が話している「クラムボン」とは、賢治の造語とのこと。
    意味はわからないのに、なんだかわかりそうな気がして、それもまた
    不思議な感覚でした。

    カニの兄弟の目の前で起きた出来事は、生命の巡りの1つであること。
    そして、トブン、と谷川へ落ちてきた豊かな実り。
    そのどれもが、淡々と話して聞かせるお父さんカニの言葉によって、
    静かに受け入れることが出来ているように思います。

    まるで賢治自身がカニであったかのような表現力。
    今更ながら、宮沢賢治という人物の凄さに気付かされました。
    私のお気に入りの一冊となりました。

    投稿日:2012/06/05

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「宮沢賢治の絵本 やまなし」のみんなの声を見る

「宮沢賢治の絵本 やまなし」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

しろくまちゃんのほっとけーき / はらぺこあおむし / きんぎょがにげた / もこ もこもこ / うずらちゃんのかくれんぼ / どうぞのいす / ぐりとぐら / ねないこ だれだ / いないいないばあ / がたん ごとん がたん ごとん

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



絵本ナビ編集長『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』2月24日発売!

みんなの声(27人)

絵本の評価(4.5)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット