虐待でなくなった3歳の子どものお話です。いきなり子どもに読み聞かせたり、読ませたりすることにはあまり賛成できません。よく考えて配慮が必要な絵本だと思います。特に公の場で使うならばなおさらです。
というのも、正直な第一感想は「こわい」でした。大人の私だから、母親だからそう思うのかもしれませんが、読んだ後あまりの心痛にしばらく物事が手につかなくなったほどでしたから…。夫にも読んでもらい話し合いました。この絵本はだれを対象にしているのでしょう。虐待を受けてしまった子どもの代弁ですか?大人たちへの啓発ですか?
11歳の息子とは話し合う価値もあるかとは思いましたが、とても難しい絵本でした。安易に読むのではなく、しっかりと向き合う覚悟で読むべき絵本だと思うので、あえて☆☆にしました。