息子が末吉暁子の「がんこちゃんシリーズ」が好きなので、借りてきました。
絵が村上勉なのに少し驚きました。私の中では佐藤さとるイコール村上勉と思っているので。
とらざえもんの3つのお話が入っています。
ねこだからあまり重要視されていないと思っているとらざえもん。たくさん食べてみるみる大きくなります。子どもの中には「大きくなのたい」「大事にされたい」という願いがあるもの。それをそのままとらざえもんが叶えたようなお話で微笑ましかったです。
「ようちえんでおべとうたべよう」では、とらざえもんが幼稚園に。とらざえもんの気持ちって、ちょうど下の子の気持と重なるのでしょうか。勝手に幼稚園に行ってお弁当をみんなと好感する交渉力とちゃっかりさがおかしかったです。
3つのお話はどれもクスッとしてしまうものばかりで、字も大きくて読みやすく思いました。
年長さんぐらいからお勧めです。