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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

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さっちゃんのまほうのて」 ルートビアさんの声

さっちゃんのまほうのて 作・絵:たばた せいいち
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1985年10月
ISBN:9784033304106
評価スコア 4.89
評価ランキング 12
みんなの声 総数 181
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  • みんなちがって、みんないい

    「みんなちがって、みんないい」
    最近、この言葉を本当によく見かけるようになりました。
    お互いを大切に思う。その思いを大切にしましょう。
    人はそういいます。
    でも、この言葉の本質を、私たちは本当に分かっているのでしょうか?

    お子さんが、障害を抱えておられる方の話を聞いたことがあります。
    日々繰り返される、お子さんとの壮絶な戦い。
    周りの人の、冷たい視線。
    彼女は、いっそのこと子供が死んでくれたら、とまで言っていました。
    こんなこと、思ってはいけないことだと分かっている。
    母親なのに、自分は鬼だ。
    彼女は、深く傷つき、疲労困憊で、今にも崩れ落ちてしまいそうでした。
    常識で考えれば、彼女は責められるべきでしょう。
    でも、彼女が普段の一日をどう過ごしているかを聞いて、
    私は言葉を失いました。
    彼女を責められる者がこの世にいるのだろうか。と私は思いました。
    「死んでほしい」彼女に、そこまで言わせてしまう現実。
    それは、今私たちが住んでいる、日本のどこかにあるのです。

    障害を正しく理解すること。
    それが一番なのではないでしょうか。

    この絵本は、小さい子にも訴えるものがあると思います。
    ぜひ、すべての子供にこの絵本を読んでもらいたい。
    「みんなちがって、みんないい」
    と心から分かってもらうために。
    自分と違った人を見て、顔をしかめるのではなく、
    「この人には何が必要なのだろう」と考えられる大人になってもらうために。


    投稿日:2006/03/10

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