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きみとぼく(文溪堂)

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まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

さっちゃんのまほうのて」 はまぼうふうさんの声

さっちゃんのまほうのて 作・絵:たばた せいいち
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1985年10月
ISBN:9784033304106
評価スコア 4.89
評価ランキング 12
みんなの声 総数 181
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  • 絵本をだきしめました

     最初に手にしたのは娘が生まれた歳でした。本棚にあったこの本を、娘が3歳くらいになった頃から、しきりに「よんで、よんで」と・・・何度読んでも涙が出てしまうから、読むのが辛くて「ちがうのにしよう」とよく言ったものです。それでもしつこいときは、けんかになってしまって・・・それくらい、大切な本なんだけど、わたしにとっては人に読んであげるということが苦手な絵本でした。

     それが去年の秋ころ、ふとしたきっかけで、障害のある方に読むことになりました。娘とはちがって、ちょっと緊張感もあり、わたしもいいだけ年齢を重ねたのでなんとか泣かずに読めました。そのことにほっとしたのもつかのま、聴いていたその方が、読み終わるなりわたしのひざから絵本をひきよせ、抱きしめてほお擦りをしたのです。
     言葉も不自由で四肢に麻痺があり、車椅子で生活をする彼女の心にどう届いたのか、それは言葉ではいいつくせない共感だったのでしょうか?

     そして「さっちゃんのまほうのて」によって、大きな力を与えられ、ついに彼女も「じぶんのものがたり」と題した紙芝居を、他の方とも協力して作り上げてしまったのでした! 絵本のもつ力の大きさにも改めて感動しました。

    投稿日:2008/01/06

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